こんにちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。
菊池の泗水孔子公園
泗水孔子公園は、この地に泗水という名が付けられて100年を記念して建設・整備され平成4年(1992)に完成しました。
なぜ菊池市泗水に超本格的な中国宮廷建築が?
泗水という地名
●1889年(明治22年)の町村制施行により新たに村名を制定する際、儒教の祖である孔子生誕の地、中国の山東省泗水県に因んで、漢学者でもあった初代村長の西佐一郎が孔子を敬慕していたことからこの地を泗水にしたと言われています。
●また、鞍岳川、矢護川、若木川、小原川の4本の川が合流する場所であったことから泗水となったとも言われています。
●この地域は町村制施行以前は合志(ごうし)郡と言われていました。
初代村長の西佐一郎は合志(ごうし)が孔子(こうし)に繋がることから孔子の出身地である泗水にしたとも言われています。
公園の造りは
中国宮廷建築で、資材だけでなく技術者も中国からという本格的なもので美しく、中国か韓国にいるような雰囲気です。
孔子は
B.C.551〜B.C.479
中国の山東省泗水県に生まれる。
春秋時代の思想家・哲学者で儒教の始祖。
孔子の死後、弟子たちが編集した孔子と弟子の言行録である「論語」は後に儒教の経典となりました。
孔子公園正門
裏側
論語百選
公園内には、論語百選として孔子の言葉があちこちに見受けられます。
「子日、学而時習之、不亦説乎」
子日く、学びて時に之を習う、亦た説(よろこ)ばしからずや。
門をくぐると、回廊式の宮廷
中国宮廷建築の回廊や孔子廟
公園のまわりには水路があり、鯉が泳いでいます。
祀聖亭(六角亭)
この建物は祀聖亭(しせいてい)と言われるもので中国宮廷に用いられる瑠璃瓦が使われています。階段には龍の彫刻が施されていますが、これは皇帝専用のものを再現しているそうです。
孔子像
祀聖亭(六角亭)の中にある中国泗水県にあった6億年前の石を刻んだ3mもの孔子像は、学問に秀でた孔子にあやかろうと多くの受験生が訪れています。
孔子の教え
八徳=人として守るべき八つの行い
孔子公園の回廊
中国の宮廷建築様式の回廊
回廊には三国志や花鳥風月、山水画が描かれています。
三国志
花鳥風月
山水画
衣装・楽器資料館
孔子まつりに使用される衣装や楽器が展示してある資料館
孔子と仕官たちのマネキンも展示されています。
本格的な衣装を身にまとったマネキンがズラリ
この玉石は中国山東省泗水県より贈られた物で、中国三千年の歴史の中でボケない玉として人々に親しまれているそうです。
泰山府君の石
本場に勝るとも劣らない本格的な中国宮廷建築の孔子公園。
泗水町のシンボル的な存在として、中国からの観光客も多く訪れます。
園内は儒教の神様とされる孔子がまつられ、学問の神様にあやかろうと多くの受験生が訪れます。
【孔子公園】
住所:熊本県菊池市豊水3381
問い合わせ先:0968-38-6100
開園時間:8:30~17:00
休園日:なし
入園料:無料
泗水孔子公園 駐車場
駐車場は「道の駅泗水 養生市場 」と共用で100台程の駐車ができます。駐車料金は無料。
▶fukuda0917@yahoo.ne.jp
塾長より
いつも記事をお読みいただきありがとうございます。
もしよろしければ記事の一番下にある「コメントを残す」より
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これからも太宰府の魅力をお伝えしていきますので
応援よろしくお願いします。
福田塾長さん
おはようございます🥰
先日は、初めての孔子公園でしたが、思いの外、広く見事な中国風の建物の数々に、古来より孔子が尊崇されていたことが分かりました。
当日は、爽やかな秋空で、紹介写真それぞれにアングルを工夫されていて、改めて思い出すことが出来ました。
いつもながらの懇切丁寧な解説文は、行きたい方はもちろんのこと、行けない方も行った気持ちに浸る事ができますネ😽 おつかれ様でした。
Storchさん先日は秋晴れの下、楽しい菊池旅行になりありがとうございました。撮りたい写真が中々撮れていなくて気落ちしています。その中で何枚かはStorchさんのアドバイスでお気に入りの写真が撮れました。行楽の秋またどちらかにご一緒したいものですね。
ビックリしました、西村長さんが思いを込めて造られたとは、「義を見てせざるは勇
なきなり」。どれだけご苦労されたことでしょうか、それも明治維新からわずかな年数。
是非是非、行きたくとも行けない方が多い昨今、この傑作ブログで歴史を身近に感じられますこと、塾長に感謝です。
ありがとうございます。
風の旅人さんコメントありがとうございます。まさに「義を見てせざるは勇なきなり」。このネーミングと本格的な中国宮廷建築によってこれまでどれだけ地域振興に恩恵をもたらしていることか測り知れないと思います。写真で実物の迫力をお見せ出来ていないのが残念です。今後腕をまだまだ磨きます。
孔子公園初めて知りました、遠隔地のため行けそうもありません、このブログで行った気分です。地元の子供たちは幸せです、孔子の教えを肌で感じられます。2500年前の教えが今も新鮮なのは人間進歩してない
かも知れません、こんな教えもあります、「徳は孤ならず、必ず隣あり」「過ちて改めざる、これを過ちという」「仁良く之を守らざれば、必ず之を失う」「朋あり遠方より来る、亦楽しからずや」は孔子の母国の指導者も再読してほしいものです。
福寿草さんコメントありがとうございます。孔子の教えが今に通じているというのもすごいことですね。孔子の母国の指導者は日本に歴史認識を振りかざしたり、経済的威圧・武力による威圧を止め、少しは孔子の教えを学んで欲しいものですね。
菊池に孔子 公園があるのを初めて知りました。しかも 立派な かなり大規模な公園でびっくりです。
これを見て私も是非一度は行きたいと思いました✌️🖐️
トシさんコメントありがとうございます。
私が知ったのは8/15の終戦記念日の新聞に菊池飛行場ミュ−ジアムの記事を見ている時にその場所は孔子公園の一画にあるということを知った時でした。
菊池市に❓と、異文化を興味を持って読ませて頂きましたが、機会があれば、行きたいですね❗とても興味深い所です。
勘九郎さんコメントありがとうございます。
菊池はここだけでなくブログにリンク張っていまように太宰府の兵站基地だった鞠智城、西郷隆盛の祖先の地、初代菊地一族は大宰府高官などの史跡がありますので一度は訪れる価値があると思います。
古代中国は、ほんとに素晴らしいですね。
思想家、戦術家、技術何をとっても驚嘆するものばかりです。
そんな場面を再現している菊池はいいですね。
私も今の中国には行きたくないですが、菊池には行きたいです。
Hiroyukiさんコメントありがとうございます。勘九郎さんのコメントにも書きましたけど菊池には知らない価値ある史跡が数多くありますので是非訪れてください。
とてもひとつひとつが簡潔丁寧で写真も素敵です♪
Reikoさんお誉めいただきありがとうございます。これこらも喜んで頂けるような記事を書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
塾長さま…
いつも仕事のようにきちんと取材し、写真を撮り、わかりやすくまとめておられますねぇ~
感心するばかりです。
対馬には去年行きましたが、ボーッとしてるので、強く記憶にあるのは韓国がきれいに見えて感激したことぐらい(笑)😀💦
塾長さまの説明で孔子公園、きく智城行きたくてたまりません。
ゆりさんコメントありがとうございます。この孔子公園は本場ものと見紛うほどの出来栄えです。同じ敷地内の菊池飛行場と併せてご覧ください。
お早うございます。泗水孔子公園、鞍岳川、矢護川、若木川、小原川、4 本の川の合流地点からきているんですね。どの川も知りませんでした。建物がいかにも中国らしく特に正門が素晴らしいですね。孔子が泗水県生まれなんですね。3mの像も凄い迫力でしょうね。以前長崎の孔子廟に行ったことはありますがこちらの方が凄いですね。公園駐車場とか地図まで色々情報有り難うございます。一度行ってみたいと思います。
チュウりっぷさんコメントありがとうございます。地名の由来はおもしろく、黒田官兵衛、長政が筑前に移った際「福岡」という地名にしたのは黒田家の先祖の出身地だった備前長船町福岡に由来しているとか、黒田藩の江戸屋敷だった地名を赤坂にしたのは福岡の赤坂に由来しているとか親が子どもの名前をつけるように為政者の力は絶大ですね。泗水の名前の由来もとても興味深い話しでした。
菊池、泗水の孔子公園、出来た当初確か30年くらい前だと思いますが、中国の建物が珍しく、孔子を祀ってある事で行った事がありますが、こんなに素晴らしく整備されているとは梅雨知らず、地元へ行った時に足元のスーパーに行っては建物を見上げるばかりでした。それにしても、塾長の写真の素晴らしさは実物をより一層輝かせ、説明もとても詳しくわかりやすく感嘆するばかりです。多分地元の泗水の方々も知らない情報ばかりだと思います。是非再度行ってみたいです。
地元の知り合いにも早速伝えたいと思います。ありがとうございました。
キャンディさん写真お誉めいただきありがとうございます。ただ写真はいつもアップする段になってもう少し見栄えのするのがが撮れればなあと思うことが多いのです。
地元の名所旧跡、私もそうですけど意外と知らなかったり行ったことないというところがありますね。改めて行ってください。菊池が誇れる名所だと思います。