こんにちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。

書籍「肥後の菊池氏」を読み、徳冨蘇峰の序文を見て太宰府天満宮境内に徳冨蘇峰碑を撮影に行ってきました。

徳冨蘇峰碑

太宰府天満宮本殿

心字池に架かる太鼓橋

 

徳冨蘇峰碑

「徳冨蘇峰は熊本県に生まれ二十七才で『国民新聞』を刊行した思想家であり歴史家である。菅家の子孫といい、菅原正敬と署名している。この詩は道真公のご生涯とその精神を讃えたもので、九十二才の書である。文豪の徳冨蘆花は実弟」。

 

麒麟像の右にあります。

 

 

「肥後の菊池氏」著 植田均

本書の帯によると「九州一の名族菊池氏を詳述した異色の郷土史物語!熊本日日新聞に百二十余回にわたって連載した『菊池史蹟』にさらに手を加え、大正七年刊行したものを昭和五十四年再刊したものである。

内容は皇室中心の権化といわれた菊池氏25代460年間の事績や十八外城、古戦場などを詳述したものである」。

本書の序文は徳冨蘇峰による。

 

著者の植田均氏は熊本師範勤務後、熊本県教育会と熊本日日新聞の依頼により執筆。

史料は車5台に満つるほどの量に及ぶも本書が完成したのは男爵菊池武臣閣下の所蔵する史料に負うところ大とのことである。

 

揮毫は男爵菊池武臣閣下

「一片丹心」の意味は「わたしの心にはこの人だけ」で菊池氏の心には天皇だけという意味でしょうか。

 

菊池一族はこちら↓

「西郷隆盛のルーツは なんと!熊本・菊池だった」もリンク↑

 

大宰府の高官藤原則隆が菊池に派遣され、菊池一族の初代菊池則隆と称し、古くは663年の白村江の戦いの折には菊池に大宰府の兵站基地として鞠智城を築くなど大宰府とは大変深い関係にあります。

 

鞠智城はこちら↓

 

 

 

この「肥後の菊池氏」は太宰府にお住いの菊池出身の友だちからお借りしたもので著者植田均氏は友だちの親戚筋にあたります。

併せて上記二冊もお借りしました。大変貴重な参考になる書籍をお貸しいただきありがとうございました。これから勉強します。

参考までに

昭和54年再刊のこの「肥後の菊池氏」の定価は5,800円で、ネットで今の価格を調べてみたら一番高いので16,500円となっていました。

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