太宰府天満宮の5つの天然記念物。大樟、夫婦樟など

塾長徒然日記 太宰府天満宮 史跡・名所

こんにちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。

太宰府天満宮の天然記念物は国指定が3つと福岡県指定が1つ、太宰府市指定が1つの計5つがあります。

1.国指定の天然記念物が3つ

①太宰府天満宮の大樟

1922年(大正11年)国の天然記念物に指定

場所:太宰府天満宮本殿の西側

 

樹齢:1000年~1500年

高さ39m、根廻り20m、目通12m

太宰府天満宮の境内には大きなクスノキが多数ある中でも最大の大きさで姿形、存在感ともピカ一。

②太宰府天満宮の夫婦樟

1922年(大正11年)国の天然記念物に指定

場所:本殿裏 

樹高:13m

目通り:9.8m

樹齢:300年以上

 

根元で繋がってるのがわかります。

 

縁結びや夫婦円満になるといわれ縁結びのパワースポットとしても注目されています。

仲睦まじい樟ですね。

③太宰府天満宮のヒロハチシャノキ

1935年(昭和10年)国の天然記念物に指定

国内最大のヒロハチシャノキ

樹高:15.3m

幹周:6.5m、根元周囲:9.7m

樹齢:約700年

太宰府天満宮の本殿西側にあり幹は高さ10mまで空洞になっています。

その存在感と希少性から天然記念物に指定。

 

 

名前の由来は通常のちしゃのきよりも葉が広いことからきています。

 

普通のヒロハチシャノキ

花日記:続「チシャが木になった?」

 

2.福岡県指定の天然記念物が1つ

①太宰府天満宮の天神の森

1961年(昭和36年)1月14日福岡県指定の天然記念物

国の天然記念物に指定される3本(上記参照)を含め、太宰府天満宮境内の計51本の巨大なクスで形成される森です。幹周り5m以上のものが10本、3m以上のものが16本あり、わが国有数のクスノキ群です。境内の梅林とともに環境省の「かおり風景百選」にも選定されています。

天神広場

 

心字池の畔

 

3.太宰府市指定の天然記念物が1つ

①太宰府天満宮のイチイガシ

2012年太宰府市指定

本殿の東側、中島神社の裏手に位置し末社皇大神宮の前

樹高:20m

幹周:5.4m(南側半分が欠損)

市内最大の幹周

 

 

 

葉はのこぎり状で葉先が尖り裏側は白っぽい

 

裏側

番外編

ヒトツバタゴ

1928年(昭和3年)国の天然記念物(上対馬町で指定)

場所:太宰府天満宮宝物殿の南側

上対馬町と太宰府市の交流記念として1995年に上対馬町から太宰府市に贈られたもののうちの1本を天満宮に奉納した記念木。

対馬鰐浦のヒトツバタゴは自生地(群生地)が国指定天然記念物になっていますが、この樹種が指定されているわけではありません。同じ樹種でも、対馬の鰐浦の指定地から離れると指定にはなりません。だから太宰府では指定されてないので数には入れていません。

 

 

4~5月の花の時期には真っ白な花が雪を被ったように見えます。

 

見慣れない木で何かわからないといって「ナンジャモンジャ」と呼ばれることもあります。

ヒトツバタゴ

環境省のレッドリスト(2007年)では、絶滅危惧II類に登録されています。別名を「ナンジャモンジャの木」という。

ナンジャモンジャは、その地方には珍しい樹種や巨木をさす呼称で、一つ葉たご(ヒトツバタゴ)に限定されるものではないのですが、本種をこの名で呼ぶことが多いそうです。

なお、和名の由来は、「一つ葉のタゴ(トネリコの別名)」からきています。

トネリコが複葉なのに対し、本種が単葉であることを指しています。

 

11体の御神牛

 

太宰府天満宮境内で女性や子ども、外国人に人気の11体の御神牛探しと一緒に天然記念物探しをながら境内散策するのも楽しいと思います。

御神牛の配置図を配って境内をガイドしながら廻るからか皆さんにはとても好評のようです。

次は太宰府市内の天然記念物をアップしようと思っています。

 

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fukuda0917@yahoo.ne.jp

塾長より

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“太宰府天満宮の5つの天然記念物。大樟、夫婦樟など” への4件のフィードバック

  1.  今回の福田塾長のブログを拝読し、太宰府天満宮のクスノキについて関心が高まりました。
     天神ひろばには、かつて「千年樟」と呼ばれる巨大なクスノキがありましたが、参拝者の増加による地固めや酸性雨の影響で平成6(1994)年に枯死したということです。
     昨年11月に天満宮境内を散策したとき、夫婦樟の根の周囲に石を敷き詰める工事が行われていました。そして、先月訪れたとき、その工事は終わっていました。根の周囲の石組みは、ただ単に、景観をよくするためだろうと思っていました。調べてみると、樹木を保護するための役割も果たしているということです。早めに土壌環境の改善作業が進められていたら、千年樟の枯死は免れたのかもしれません。
     昨年12月、御供所町の寺社巡りをするとき、このブログで博多千年門の紹介を見て、その門扉の板材に、太宰府天満宮より寄贈された樹齢千年の「千年樟」が用いられていることを知りました。この板材が、かつて天神ひろばにあったクスノキであるなら、「博多のこれまでの歴史の積み重ねと、これから1000年先までの繁栄を祈念するにもの」という博多千年門の名前に込められた思いに叶う活用だと思いました。
     今度、太宰府天満宮の境内を散策するときは、各クスノキを注意深く観察してみたいと思っています。

  2. やまねこさんコメントありがとうございます。今回天満宮の天然記念物をまとめてみて改めた天神の森の重要性に思い至りました。いわれてみると御供所の博多千年門は天満宮の千年杉を使用して完成ということで、千年杉の枯死を機に天満宮の樟の保護が一気に広がったのですね。
    次は太宰府市内の天然記念物を調べてみようと思っています。
    以下「東長寺、承天寺などの寺社巡り」です。https://dazaifumiryoku.com/private/5091/

  3. 立派は楠ですね、樹齢からみて道真公の断腸の思いの生活を知っているかも知れませんね、生命力の強さに驚くばかりです、ナンジャモンジャの木は千葉県の利根川沿いにも、立派な木があります、水戸黄門さんが視察の折、この木は一体なんじゃろうと言ったとか、説明板にありました、太宰府の歴史の深さに驚いています。

  4. マキバオーさんコメントありがとうございます。この大樟の樹齢が1000~1500年であれば道真公の生活を見ていたと思います。
    本殿裏に萩原井泉水の句「くすの木千年 更にことしの 若葉なり」私の戒めの句にしています。クスノキは古い葉を落とし若い葉と入れ替えるから1000年も2000年も生きます。人には言の葉という葉があり、毎年同じ言葉を使っていると世の中、会社の中、家庭でも取り残されてしまいますよという教訓にしています。

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