こんにちは。太宰府魅力発見塾塾長の福田です。
 
今日2023年12月4日はペシャワール会の中村哲医師が凶弾に倒れて4回目の命日です。
 
それ以降のアフガニスタンの現状が大変気になっていたところ2023.6.3にペシャワール会の報告会がありましたので簡単にまとめてみました。
亡くなって以降、かんがい用水路は1.4倍にも広がっていて驚きと同時に喜びもひとしおです。
中村医師の「遺志」がしっかりと受け継がれていました。(ペシャワール会PMS藤田千代子支援室長談)
 

ペシャワール会の報告会

2023.6.3、於福岡市中央区

●ペシャワール会とは中村哲医師のパキスタンでの医療活動を支援する目的で結成された国際NGO(NPO)団体。

PMS(Peace (Japan) Medical Services)とは平和医療団・日本 総院長の中村哲医師率いる現地事業体。

ペシャワール会村上優会長

「2019年に中村哲医師が凶弾に倒れて以降アフガニスタンでは2021年、イスラム主義組織「タリバン」が実権を掌握。ペシャワール会は一時は活動を中断しましたが、タリバン側とも協議しながら現地スタッフが医療支援や用水路の建設を続けてきました」。

用水路の建設工事を行う現地の作業員たち(5月26日、アフガニスタン東部ナンガルハル州で)=PMS提供

 

「中村哲氏が2007年以降取り組んできたかんがい用水路は中村氏が亡くなった2019年には165k㎡だった耕作地は、2022年には1.4倍の238k㎡まで広がっています」。

 

マルワリード用水路流域、一面の小麦畑(2020年4月12日)

マルワリード用水路流域、一面の小麦畑(2022年4月12日)

 

「会の活動エリアは水もたくさんあり、農業が復活して人々が戻って、ある意味普通の生活が行われていて、中村先生が頭で描いた平和そのものなんです」。

 

「近くに大きな河川がなく、水がなくて人々が困っているというところで手を打っていかなければいけない。もし成功したとしても、それを維持していくには様々な困難があると思います。地域で様々な形で人々が生活していけるような、水の供給のあり方を作り続けなければならないのです」。

ペシャワール会PMS藤田千代子支援室長

現地スタッフとやりとりしている藤田千代子さんも、2022年12月と2023年3月にアフガニスタンを訪問。「中村さんの遺した「思い」がしっかりと根付いていると実感しました」。

「現場の責任者もただ口だけで指示するのではなくて、現場に行って話を聞いていることは『中村先生と長いこと一緒に働いただけあるな』と思って、仕事の中に中村先生を感じました」。

ローラーが入らない土手部分は小型のコンパクターで締め固めを行う(2020年4月11日)

 

「かってはタリバンが活動していたエリアで、建設が進められている新たな用水路も9月に完成予定です。

中村哲さんが凶弾に倒れてから4年、現地では中村さんの「遺志」がしっかりと受け継がれていました」。

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塾長より

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