こんにちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。
先日秋月に絵本「伝染病に挑んだ人々」原画展と「雛めぐり」に行ってきました。
絵本「伝染病に挑んだ人々」原画展
~予防接種秋月物語~
原画:梶原明彦
開催場所:朝倉市秋月博物館ロビー
開催期間:令和4年4月10日(日)まで
時間:9:30~16:30
痘瘡(天然痘)は天然痘ウイルスが引き起こす感染性、致死性ともに非常に高い病気で現在では根絶されています。 感染者が呼吸やせきで排出した空気を吸い込むことで感染します。(症状は今猛威を振るっている新型コロナとよく似ていますね)
痘瘡(天然痘)の予防法(予防接種・種痘)は秋月藩医の緒方春朔、庄屋の天野甚左衛門、秋月藩八代藩主 黒田長舒(ながのぶ)の尽力によって秋月藩で確立されました。
緒方春朔
(1748~1810 享年62才)
1790年 我が国で初めて人痘種痘(ワクチン接種)に成功。
ジェンナーの牛痘種痘発明より6年前のことです。
人痘種痘とは痘瘡(天然痘)にかかった人の「かさぶた」を利用した種痘方法。
牛痘種痘とは牛の痘瘡(天然痘)を利用した種痘方法。
天然痘禍
長崎の夕べ
医療道具
種痘のはじまり
ジェンナーと乳搾りの娘
緒方春朔肖像
種痘の父 緒方春朔懸顕彰の碑
場所:杉の馬場入口
我が国天然痘予防の先駆者として不滅の功績を残しました。
我国種痘発症之地秋月
場所:杉の馬場中央右側
緒方春朔の墓
場所:長生寺境内
贈正五位 緒方春朔
国は人痘による種痘に成功した業績を認め大正5(1916)年11月正五位を追贈しました。
2022.3.6の新聞連載小説
真備は吉備真備(695~775年)
小説には1300年前の奈良時代の日本の痘瘡(天然痘)の状況が書かれています。
今の日本の新型コロナの状況と驚くほど似ています。
拡大してご覧ください。
明智光秀と高橋紹運の婚約者は痘瘡(天然痘)に罹っていました。↓
秋月の観光案内 ↓
雛めぐりは次回アップしますのでお楽しみにしていてください。
▶fukuda0917@yahoo.ne.jp
塾長より
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お疲れ様です。そんな昔に伝染病、天然痘のワクチンを製造できる技術があるのにこれだけ医学が発達した現代、国産ワクチンが製造できないなんて信じられないですね。有り難うございます。
マンデーかやさんコメントありがとうございます。日本はいまだワクチン使用許可の話し聞いてないし、治療薬も然りですね。官僚が責任回避、自己保身のため開発や使用許可の規制を強化しているからでしょうか。
コロナの中で混乱してる世界で、今を去ること約230年前に早々に疫病を退治した素晴らしい方がおられたとは。
この様な偉大な方が日本に、それも朝倉におられたとはビックリです。
緒方洪庵の名は聞き及んでいましたが、緒方春朔先生はジェンナーと同等、いやいやそれ以上の方です。
春朔(1748年~1810年) ジェンナー(1749年~1823年)洪庵(1810年~1863年)と何かご三方の縁を感じました。
歴史は繰り返し、疫病も繰り返すとは不思議な気持ちで一杯です。
塾長の詳細なるご説明で、いい知識を得ました。感謝!感謝!
コロナも、やがて去って行きそうです。皆様方頑張りましょう。
風の旅人さん、緒方春朔のこと、天然痘のこと秋月の雛めぐりに行き詳しく知ることができとてもいい機会になりました。いつもすばらしいコメントをお寄せいただきありがとうございます。
疱瘡、種痘の歴史よくわかりました、奈良時代も現代も病気は違え治療法がなく、3密を回避するのがベストとはねえ。人類と伝染病の戦いは永遠でしょうか。緒方春朔、東西同時期に種痘の開発を進めた由、いや緒方が少し早いとか、やはり日本人は素晴らしいと思いたくなります。貴重な情報ありがとうございました。
若宮征之助さんコメントありがとうございます。当時の日本人は優秀だったのですね。現在のコロナのワクチン接種、治療薬、日本立ち遅れは目を覆うばかりですね。