こんにちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。
先日葛飾北斎の「富嶽三十六景」を見に行きました。
富嶽三十六景(複製浮世絵)
目加田コレクション
大野城 心のふるさと館
202112.14(火)~2022.1.30(日)
神奈川沖浪裏
鷹の爪のような波頭の迫力
凱風快晴(通称赤富士)
凱風とは初夏に南から吹くそよ風のこと
背景の鮮やかな藍色と富士の赤茶色の派手な対比に江戸っ子たちは度肝を抜かれたそうです。
深川万年橋下
2隻の舟の舳先は富士山へと視線を導いています。
武州玉川
玉川は多摩川
ここでも船首が富士山の方向を指しています。
東海道江尻田子の浦略図
田子の浦の絶景が描かれています。
富士の稜線と手前の舟が同じ大きさの弧で描かれています。
江戸駿河町三井見世略図
三井越後屋の正月の風景
甲州三坂水面
水面に映る逆さ富士
夏の富士山を描いているにも関わらず、水面に映る富士山は雪が積もっていて1枚の絵に異なる季節を描いた大胆なアイデアの作品
東海道程ヶ谷
この作品は、フランス印象派の画家であるクロード・モネの名作「ポプラ並木」に影響を与えたことでも有名。
諸人登山
富士山山頂の火山口を一周する「お鉢詣り」
葛飾北斎の生涯
1760年~1849年(89才)
数え90才の長寿を全うし生涯現役。
「富嶽三十六景」(全部で46点)の完成は74才の時でした。
90才で「富士越竜図」
北斎は生涯に30回も画号を改め、引越しは93回に及んだといわれています。
斬新な作品はゴッホやモネ、ドガといった印象派の画家に多大な影響を与ええています。
北斎展
九州国立博物館
開催期間: 〜
北斎について初めて調べてみて奇想天外な生きざまから奇想天外な画風が生まれているのだなと感じ、それがまた西洋の印象派の画家に多大な影響を与えていると思いました。
▶fukuda0917@yahoo.ne.jp
塾長より
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解説で北斎の独自性、革新性が解ってきました。北斎の生涯は、ドラマ化され少しは把握してたつもりでしたがもっと詳しく知りたいと思います。
4月からですね、カレンダーに書き込みます。
日本の北斎のみならず世界の北斎なんですね。
Mikikoさんコメントありがとうございます。
そうですね。世界の北斎なんですね。4月の北斎展が待たれます。
福田塾長さん
北斎の視点のユニークさは、写真を趣味としている者にとっては、大変参考になります。きっと、今の時代に生きていたなら、世界的カメラマンになって「ピューリッツァー賞」受賞、間違いなしですね。富嶽三十六景展は観そこねましたが、「北斎展」は是非じっくり観たいと思います。
Storchさんコメントありがとうございます。
そうですね!写真も絵も同じでやはり世界的なカメラマンになってるでしょうね。北斎展が待たれますね。
北斎画といえば、波の絵と赤富士はよく見かけますね。
やっぱり日本の富士山は描かれる方にとっても偉大だったのでしょうか。昔から魅了される山だったんですね。
まいまいさんコメントありがとうございます。富士山は単独峰で、すそ野の広がり、スケールの大きさに人は圧倒されるのでしょうか!
浮世絵は国内より海外から注目を浴びたようですね。
油絵と全く違う版画の技法ですから、海外の画家達も浮世絵を見てどれほど驚いた事でしょう。
現代の日本人ですら、繊細かつなんともいえない視点、構図?
ダイナミックで目が点👀になってしまう北斎の作品です。
当時は版画なので数百枚以上は擦られて出回ったそうで、当時にタイムスリップして
手に入れたいものです。
ンダモシタ−ンさんコメントありがとうございます。
海外の画家たちどれほど驚いたことでしょうか。あのゴッホでさえ取り入れているくらいですからね。当時にタイムスリップして手に入れたいですね。
昔は色んな所から富士山が見えたのでしょうね、それも奇抜なアングルで(実際本人が足を運んだかは知りませんが)。超一流の構図です、やはり天才だと思います、死ぬ間際に「あと5年も長生き出来れば真の画家になれたのに」と言ったとか、日々精進の天才なのでしょう。
福寿草さん北斎「あと5年長生き・・・」恐るべき飽くなき挑戦。天才が努力を重ねれば感動を与えるはずですね。
葛飾北斎の富岳三十六景いいですね。福岡での北斎展には是非家内と出かけるつもりです。北斎の描いたデッサン画も展示されたらいいなと思っています。
福田塾長の積極性と行動力にはいつもながら感心します。おかげで居ながらにして、あっちこっち見物したり眺めたり物知りになったりと最高です。本当にありがとうございます。
今後も健康を維持して続けていってください。楽しみにしています。
福岡の四郎さんコメントありがとうございます。
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