こんにちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。

8月16日は俳優菅原文太の91回目の生誕記念日です。

菅原文太と太宰府天満宮の関係について。

太宰府天満宮

御祭神:菅原道真

 

俳優 菅原文太

1933年(昭和8年)8月16日 ~2014年(平成26年)11月28日(81才)

ソース画像を表示

経歴

1933年8月16日 宮城県仙台市に生まれる。

1969年菅原文太(本名)のマネージャーをしていた文子さんと結婚。

映画「仁義なき戦い」シリーズや「トラック野郎」シリーズが大ヒット。

2001年10月 当時31才で俳優として活躍していた長男・加織を踏切事故で亡くす。

2007年 膀胱がんを発症。

2014年11月28日 肝不全で死亡 享年81才

晩年は妻と山梨で有機野菜の栽培をしながら暮らしていました。

菅原文太 に対する画像結果

 

文子(ふみこ)夫人のプロフィール

1942年東京生まれ

1965年立教大学文学部卒

1969年菅原文太と結婚

1990年初め頃、脱巨大都市東京の意向に菅原文太ともに異存なく、岐阜県飛騨地方の清見村、福岡市などを転々。

2009年文太の発案で友人たちと山梨県北杜市で無農薬有機農業を始める。

2014年11月文太が亡くなった後も同地で苦労と楽しさ半々の農業に従事。

俳優長男・加織の死

2001年10月 当時31才で俳優として活躍していた長男加織を踏切事故で亡くす。悲しみは深く自宅にこもりがちになる。

菅原加織

 

加織は生前、神道を信仰しており、菅原文太は彼の遺骨を神道の聖地に納骨することにし、それが福岡県の太宰府天満宮でした。同じ「菅原」姓の菅原道真公を祭神として祀り天満宮の総本社であるこの地に息子を眠らせることにしました。

なお加織の死には自殺説もあり菅原文太も長男はただの事故死ではなく自殺かもしれないと思っていた節もあったようです。

菅原加織の墓

太宰府天満宮 祖霊殿

祖霊殿は太宰府天満宮の遊園地から右に上がっていた境内の一角にあります。

 

「ほんとに頻繁な時には年に数回(足を運んでいた)。文太のおじさんはとにかく飛行機が嫌いなんです。ですから山梨から行きは新幹線で行くんですけど、晩年はがんの闘病中で『5~6時間(も乗るのは)きつい』と。必ず京都で一泊お泊りになって奥様とおいしい食事を食べ、(太宰府に)行かれ、また帰りに京都で一泊して戻ってこられてました」(親交の深かった俳優)

 

菅原文太は大宰府天満宮近くにマンションを購入し、仕事がないときはここで暮らし始める。

「息子さんの眠る太宰府天満宮の納骨堂祖霊殿にも、夫婦でよく参拝されていました」(太宰府天満宮参道の店主)

 

「太宰府天満宮本殿から100mほど離れた祖霊殿は人気も少なく、ひっそりと佇んでいます。静寂の中、祖霊殿の納骨堂に時々菅原文太と妻の姿がありました」。

 

「白木の祭壇の前で、息子さんの遺骨に長い間じっと手を合わせていました…」(太宰府天満宮職員)

 

「加織さんが亡くなってからは、天満宮の神徒会に入会されていました。奥さんもまた、元々はクリスチャンだったんですが、息子さんの死をきっかけに神道に転宗されています。ご夫婦にとって、ここは息子さんとの“約束の地”となっていたのでしょう」。(太宰府天満宮職員)

 

ボランティアに精を出した晩年

文太はいくつものボランティア活動に参加しました。難病と闘う子供たちへの支援、在日韓国人の老人ホーム建設、元受刑者たちの生活支援、山谷での定期的な炊き出しなど多彩でした。自分の顔と名前が役に立ち多くの募金が集まればとの思いもあり、著名な友人たちにも声をかけ、ゴルフのチャリティも主宰しました。

下欄のコメントから

①Mikikoさん

 「新聞の歌壇に北海道の方からの文太さんを追想しての投稿。

『獄の図書 読まんと思う本なべて 寄贈印あり 菅原文太』」

②あけみさん

 「管理人から祖霊殿の駐車場周りの植木は文太さんの寄付と聞きました」。

菅原文太の墓

菅原文太が亡くなると彼の葬儀も彼の生前の意志で長男加織と同じく太宰府天満宮の祖霊殿で営まれ遺骨も祖霊殿に納められました。

 

現在の文子夫人

文太の遺志である先進諸国に比べて格段に生産量の少ない無農薬有機農業を広めること。

もうひとつは、日本が再び戦争をしないという願いを継いだ彼女は、沖縄の辺野古基地移転に反対する「辺野古基金」の共同代表として、今も活動を続けています。

 

晩年は農業に従事した菅原文太は灌漑用水に命を懸けたペシャワール会の中村哲に通じるところがあったようです。

 

今まで菅原文太のお墓は太宰府天満宮にあるのかなというくらいの知識でした。

このブログを書いていて菅原文太の長男加織に対するひたむきな深い愛情に胸が締め付けられ目頭が熱くなりました。

 

お問い合わせ・ガイドの依頼はコチラから
fukuda0917@yahoo.ne.jp

塾長より

いつも記事をお読みいただきありがとうございます。
もしよろしければ記事の一番下にある「コメントを残す」より
コメントを書いていただけますと、記事を書く励みになります。

これからも太宰府の魅力をお伝えしていきますので
応援よろしくお願いします。