こんにちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。
待望の北斎展ナイトミュージアムに行ってきました。
北斎展
場所:九州国立博物館
期間:2022.4.16(土曜)~6.12(日)
前期:4.16(土)~5.15(日)
後期:5.17(火)~6.12(日)
開館時間:9:30~17:00
休館日:月曜日(5.2月曜は開館)
富嶽三十六景(版画シリーズ)
70才ころの作品
①富嶽三十六景 神奈川沖浪裏
鷹の爪のような波頭の迫力
1/4000のシャッタースピードで捉えた形状とほぼかわらないとされます。
この構図にたどり着くまでには試行錯誤を繰り返し30年を要しています。
②富嶽三十六景 凱風快晴(通称赤富士、静的富士)
凱風とは初夏に南から吹くそよ風のこと
鱗雲が浮かぶ快晴の空は、鮮やかで濃い藍と富士の赤茶色の色合いが印象的です。
③富嶽三十六景 山火白雨(通称黒富士、動的富士)
裾野に夏の積乱雲がたち、黒雲に被われ、稲妻が走り、大地の躍動感を感じさせます。
東町祭屋台天井絵(肉筆画)
お祭りで使う屋台の天井に描かれた85才ころの作品
①龍図
②鳳凰図
葛飾北斎の生涯
・1760年~1849年(89才)
・数え90才の長寿を全うし生涯現役。
北斎晩年の作画風景
・「富嶽三十六景」(全部で46点)の完成は74才の時でした。
・90才で「富士越竜図」
・北斎は生涯に30回も画号を改め、引越しは93回に及んだといわれています。
北斎の奇想天外な生き方から奇想天外な画風が生まれ、それがまた西洋の印象派のゴッホやモネ、ドガなどに多大な影響を与えているのではないかと思われます。
(参考)
立浪草
立浪草の名前の由来は花が穂状に多数ついて同じ方向に向いて咲く形と模様がまるで北斎が描いた波頭の文様を思わせることに由来しているそうです。
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塾長より
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福田塾長さん
北斎があらためて西欧の国々で、再々評価されていると聞きます。TV番組でも特集があってました。
今回の「北斎展」は2期に亘って開催されるようで、力の入れようも伝わりますネ❗ 平日の観客の少ない時にじっくり鑑賞したいと思います。
Storchさんコメントありがとうございます。
私は近くでもあり雨の日の開館の9:30に長靴履いてや金土のナイトミュージアムに夜の19:00(20:00閉館)に行きます。先日もゆっくり観賞できました。
北斎展!前期、後期と拝観しに行かなければと思いました。鳳凰図や龍図など今回初めて見ました。ゴッホやモネらに影響を与えたのは有名な話ですよね。奇想天外な生き方、考え方など周りから見れば変人と思われていたでしょう、さすが芸術家!一心不乱に作品に取り憑かれたように描かれている姿が浮かびます(晩年の作画風景にもありましたね)
梅小町さんコメントありがとうございます。北斎の生涯や生き様や作品の背景などがわかって初めて作品の万分の1が理解できるような気がしました。
絵画の写真が あまりに鮮明で これは
是非ともそのものを目にしたいと思います❗ 常に革新性を求め続けた 北斎の背景の説明からも 想像し納得できるように思えます 200年の時を越えて
私達も見て 知る事ができる 北斎さんもお喜びのことと❗ 地味な花 立浪草にもスポットライトがあてられました❗
Mikikoさんコメントありがとうございます。沖波裏の作品の構図に辿り着くまでには30年を要したそうですね。超一流といわれる画家はやはり超一流の努力をしているようですね。
お疲れ様です。北斎恐るべしですね。江戸末期人生50年の時代に89歳まで生きて70代での大作凄いですね。見習いたいですね。有り難うございました。
マンデーかやさんコメントありがとうございます。90で亡くなる時に後5年生きれば画風が完成するのにといったそうですね。恐るべし北斎!
九国博の住所は太宰府市石坂ですね、ということは塾長と同じ町内ですか、随分文化的な所ですね、枝垂れ桜は桃源郷でした。北斎展素晴らしいですね、ニュースでは「日新魔除図」は本邦初公開、そして219枚全部一挙公開で写真もOKとか、しかも他の博物館では今後とも公開禁止とか、なんとも羨ましいことです、寄贈者の意向でしょうか、地元の方はまたとないチャンスですね。このニュース確認してください。
若宮征之助さんコメントありがとうございます。日新魔除図よくご存知ですね。ブログにはあげませんでしたけど219点全部見てきました。83〜84才にかけての作だそうで創作意欲に驚くばかりです。
今日、偶然にもテレビBSで北斎さんの放送がありました。
何度も何度も発見塾を閲覧してたせいもあり「成るほど、なるほど」と感じていましたが、これも事前の知識があればこそ。
それにしても北斎さんは天才を超えた人だったんですね。
かような方でも「あと5年、いや、あと10年生き長らえることができれば、真の絵描きになれたのに……」とか。
ただ甘党だったようで、北斎宅への手土産はお菓子が喜ばれたようですよ。
ここだけは私も同じみたいです。
5月10日が命日みたいですので、率先垂範で、三個ほどおはぎを頂きます。
塾長の素晴らしいブログで世界観が拡がりました、感謝!感謝!
「あと5年、いや、あと10年生き長らえることができれば、真の絵描きになれたのに……」
風の旅人さんコメントありがとうございます。「あと5年いやあと10年生き長らえれば・・・」とは超一流人の言葉には凄みがありますね。
造詣の深いコメントいつも感謝しています。
やっと北斎展行って来ました。北斎の超個性的な絵画に魅了されましたが 浮世絵の制作過程に凄さを覚えました。絵師、彫師、刷師の三者の芸術力、技術力があったからこそ!
昔日の日本人の素晴らしさに誇りを感じました。行って良かったです。
Mikikoさんコメントありがとうございます。
昔日の日本人はすばらしかったのがコロナを境に弱点をさらけ出しているようです。
課題の多くは変化に極めて慎重な政界、経済界の空気を変えないと国際競争に大きく立ち遅れてしまいます。