こんにちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。

佐賀の名所めぐり、今回は最終回3回目は「吉野ヶ里と大賀ハス」です。

吉野ヶ里遺跡

国の特別史跡

場所:佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843

 

吉野ヶ里の歴史

弥生時代は約700年(紀元前5~3世紀)も続く長い時代です。吉野ヶ里遺跡は、この長い弥生時代のすべての時期の遺構・遺物が発見された学術的価値が高い遺跡です。

ナデシコの群生

 

先ず「ムラ」が誕生し、「クニ」へ、国内最大級の環濠集落へと発展し、大規模なV字形の外環濠によって囲まれ、さらに特別な空間である2つの内郭(北内郭、南内郭))には、祭殿や物見やぐらなどの大型の建物が登場し吉野ヶ里の最盛期にあたります。

 

北内郭(王の宮殿)

吉野ヶ里集落の中で最も重要な神聖な場所とされており、当時祭りごとが行われていた所と考えられています。巨大な祭殿をはじめ、9棟の建物が復元されています。

 

 

主祭殿

北内郭の内部には、主祭殿という巨大な2層の高床式建造物があります。古代の天守で内部1層は会議場となり、2層目が祭殿となっていました。集落を守る巫女が鎮座していた場所であろうと思われます。

 

内部1層は会議場

 

2層目は祭殿で集落を守る巫女が鎮座していた場所であろう。

 

南内郭

南内郭の居住者達は祭司者的性格を持ち、かつ政治・行政を司った者たちであったと想定されます。

 

V字外環濠

 

北墳丘墓

約2100年前の歴代の王やそれに近い身分の人が埋葬された特別な墓。

 

墳丘墓

 

 

 

大賀ハス開花中

大賀ハス

1951年(昭和22年)大賀一郎博士が東京大学検見川厚生農場(千葉市花見川区畑町)地下6mの泥炭層から3粒のハスの実を発見。

ハスの実は今から2000年前の弥生時代以前ものであると推定されました。

 

翌年1952年ピンク色の大輪が開花。米国ライフ週刊版1952年11月号に「世界最古の花・生命復活」として掲載され「大賀ハス」と命名されました。

 

今では、国内外150カ所以上の地域へ根分けされ、友好親善と平和のシンボルとして大事に育てられています。

 

咲き始めは鮮やかなピンク

 

散るまでに色が薄くなり白っぽく変化していきます。

 

大賀ハスの特徴は花はやや大振りで、咲き始めの花色は鮮やかなピンクですが、散るまでに色が薄くなり白っぽく変化していく姿はとても魅力的です。色といい姿形といい神々しささえ感じました。

 

 

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