こんにちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。
先日、福岡県大野城市の「鏝絵美術館」に行ってきました。
鏝絵美術館
制作者の三浦辰彦さんは学校卒業後、左官職を経て独立。
「いつか自分の家を建て、大きな壁いっぱいに左官道具の鏝を使って絵を描いてみたい」と思っていました。
昭和46年、家を建てることとなりその夢が実現。白い壁にいっぱいに鶴、亀、松竹梅の鏝絵(漆喰を用いて作るレリーフ)を描きました。(マニアック博物館より)
レリーフ:浮き彫り
自宅の外壁
鏝絵とは?
鏝絵とは壁に塗る漆喰(しっくい)の材料を使って鏝で盛り上げた絵をいいます。厚く盛り上げ立体に近づくと漆喰彫刻と呼ばれます。
主な素材は石灰。これに糊や繊維状のスサ(以下に説明)を混ぜて浮き彫りのように盛り上げる。シックイの呼び名はセッカイのなまったもの。
・漆喰とは石灰に海藻のりとスサを練り込んだもの。
(スサとは粘土に混ぜる藁や草のことで塗り壁の亀裂を防止したり補強したりするつなぎ材料)
・石灰とは石灰岩・貝殻など炭酸カルシウム主成分とする素材を煮て焼いた物。
日本美術評論家連盟
①漆喰彫刻
屋外の作品の数々
龍
②鏝絵
屋内には各種受賞作品などが200点ほど。
現代左官鏝絵展
ウロコの一枚一枚がち密に描かれています。
「美しき日本」
ルーブル美術館展示
日本の風景の美しさを表現し、世界へ羽ばたいた作品
「美しき日本」
オリエンタル文化奨励賞
「美しきタイ王国」
タイ王室奨励貴賓芸術賞
(国王からタイにはフラミンゴはいませんよと云われたそうです)
「夫婦鶴」
福岡市美術展入選
「かず子さん」
フランスロートレック100年祭 ミディピレネジャポン協会会長賞
モデルにしたくなるような奥さんです。
「鐘馗様」
福岡県立美術展入選
遠方から飛行機で訪れる人もいるそうです。
鏝絵は平面的にはない陰影や立体感や力強さを見てほしいそうです。
住所:福岡県大野城市下大利4-7-1
TEL:092-596-0301
休日:無休
料金:無料
駐車場:2~3台
塾長より
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jr水城駅から歩いても行ける距離ですね。私は外から眺めていますが入館可能であれば是非、作者ともお話ししたいです。私の粘土細工では足元にも及びませんが一つでも参考にできるなら幸いです。
水城さんコメントありがとうございます。水城駅から歩いても5分くらいでしょうか。同じ制作者同士話しがはずむかもしれませんね。
塾長よりお話を伺い、見に行って来ました。こてで作品が出来る?と想像つきませんでしたが、家の外観から作品が展示され内に入ると、作品が所狭しと並べてあり鏝絵を初めて見ましたが、鏝で作られた芸術品に驚きました。どれも素晴らしかったですが、夫婦鶴の前に立ち止まり見とれてた様です。
勘九郎さん早速行かれたようですね。仲睦まじい姿の夫婦鶴が展示されていてわたしも印象に残りました。
南福岡自動車学校の近くにこんな施設があったとは、全然知りませんでした。こてえ(漢字出ない)素晴らしいですね。他のオブジェも凄いです。ありがとうございました。
マンデーかやさんコメントありがとうございます。この美術館は特に宣伝広告もあまりしてないようですのでまだまだ知名度はないと思われます。「こてえ」で検索できなければ「こて」で探されたら出ると思います。まだ知名度が低いからではないでしょうか。お近くであれば是非行かれてください。一見の価値ありと思われます。
時間をかけて丁寧に制作されているのが
わかりました
取材ご苦労様でした
ありがとうございます
kotosi300さんコメントありがとうございます。時間もかかることでしょうね。制作過程を見てみたいものですね。