こんにちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。
先日国の特別史跡 大宰府跡【客館跡】へ行ってきました。
大宰府跡【客館跡】国の特別史跡
客館は外国からの使節団が滞在するための施設で、大宰府政庁に至る朱雀大路(中央道路)沿いに置かれていました。
古代官道推定図
外国使節は博多湾に設けられた鴻臚館から客館へ、そして大宰府政庁へ
外国使節は、筑紫館(つくしのむろみつ、鴻臚館)を出て、まっすぐに伸びた官道を進み、大宰府の入口・水城に至りました。そこから条坊の南西へと進み、条坊の真南(推定羅城門)から朱雀大路に入り、客館へ向かいました。そしてしばらく客館に滞在し、政庁で外交儀礼や饗宴(宴会)にのぞみ、また交易なども行ったとみられます。
客館跡は、日本・東アジアの古代の外交に関わる重要な遺跡で国の特別史跡大宰府跡に指定されています。
特別史跡とは
貝塚や古墳、城跡などの遺跡で歴史上、学術上の価値が高いもののうち、重要なものについて国は「史跡」に指定して保護を図っています。そのうち特に重要なものは「特別史跡」に指定されます。国宝と同格。
大宰府跡【客館跡】国の特別史跡
所在地:太宰府市朱雀三 丁目にある西鉄二日市駅操車場跡
展望所
人は常駐せずトイレと屋上から展望ができます。
常時利用可
位置図
←二日市 都府楼前→
説明板
出土品
東アジア各国の高級食器が出土しています。
唐:越州窯青磁(茶碗、茶たく)
新羅:佐波理(高級な青銅食器)
日本:奈良三彩・漆器など。
大宰府政庁の前身の那津官家から鴻臚館、そして今回の客館で大宰府政庁の関連施設は一通りアップすることができました。
また大宰府政庁の防衛施設としては水城、対馬の金田城、熊本菊池の鞠智城(きくちじょう)もアップしています。
以下参照ください。
上記「鴻臚館」のブログに「大宰府政庁」のリンクを張り、その大宰府政庁のブログに「那津官家」、「水城」、「鞠智城」、「金田城」のリンクを張っています。
あと防衛施設として太宰府の大野城、佐賀の基肄城(きいじょう )が残っているのでこの二つをアップすると大宰府政庁の関連施設は一通り完了です。
とても楽しみです。
▶fukuda0917@yahoo.ne.jp
塾長より
いつも記事をお読みいただきありがとうございます。
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これからも太宰府の魅力をお伝えしていきますので
応援よろしくお願いします。
私も客館跡の整備後に展望所から眺めました。天拝山から宝満、四王寺山、榎木寺の向こうは今はマンション群で見えませんが古代博多も見えたでしょうね。塾長が使い分けしてあるように大宰府と太宰府の成り立ちが解れば歴史がさらに面白いですね。
ひ−さんコメントありがとうございます。歴史は紐解けば紐解くほどおもしろくなっていきますね。
お早うございます。太宰府の歴史は凄いですね。客館跡、存在すら知りませんでした。こういう施設があったことは当然でしょうね。ありがとうございました。
かやさんコメントありがとうございます。日本を代表する外国使節の窓口だったわけですから立派な施設だったのでしょうね。
太宰府について、詳しくまとめてあり、良く分かりました。九州いや日本の大切な太宰府だったことも。ありがとうございました。
からつくんちさんコメントありがとうございます。改めて太宰府を見直しています。
居ながらにして一級の史跡を見せて貰ってありがとう。
よく纏まってる、市でスライドにでもしてくれれば皆も助かるでしょう。
若宮征之助さんコメントありがとうございます。お誉めに預かり感謝しています。これからもみなさんに喜ばれるブログをアップしていこうと思います。