こんいちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。

先日太宰府市国分にある国分瓦窯跡に行ってきました。

太宰府国分瓦窯跡

国指定史跡

約1300年前の屋根瓦を焼いた窯跡です。

所在地:太宰府市大字国分783-2

説明板

「奈良時代の初期から平安時代にかけて、長期間操業していたと推定されます。

ここで焼かれた瓦は、周辺の遺跡で出土した瓦の状況から、筑前国分寺をはじめ、大宰府政庁や観世音寺周辺の建物の屋根に葺かれていたと考えられます」。

 

国分瓦窯跡は柵の向こうの灌漑用水の溜池の中に水没していたそうです。

溜め池ができる前までは、窯跡が露出し、合計7基確認されていました。

太宰府市『太宰府市史 考古資料編』より

「国分瓦窯跡は、現在灌漑用水の溜池の中に水没しており、見学することはできませんが、溜め池ができる前までは、窯跡が露出し、合計7基確認されていました。現在はその大部分が破壊を受け、2基のみが保存されています。内、1基については、実測調査がなされています。

出土した遺物は、瓦類と須恵器片で、瓦と共に須恵器も焼成していた瓦陶兼用窯である可能性もあります。焼成した瓦は主として、筑前国分寺造営のための屋根瓦生産と考えられていますが、本格的な発掘調査がなされていない現状では推測の域を出ません」。

 
瓦は重たく持ち運びも大変ですから地元生産になり、近くの筑前国分寺、大宰府政庁、観世音寺などで使用されていたようですね。
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塾長より

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