こんにちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。

新元号が決まりました! なんと!太宰府に関係あるそうでビックリです。

「令和」の文字を引いたのは、万葉集巻五に収録された梅花の歌の「序」。この梅花の歌は32首あり、大伴旅人を中心とするグループが詠んだとされています。

 
序文

「初春の『令』月にして、気淑(よ)く風『和』らぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」

新元号が「令和」と決まったことを受け、福岡県太宰府市は、「令和」の典拠となった万葉集の序文に続く歌が、奈良時代の初め大宰府で詠まれたものだと発表しました。
序文は大伴旅人の作だろうといわれています。

太宰府市によりますと、新元号「令和」の典拠となった万葉集の序文に続く歌は、奈良時代の初め、当時の大宰府長官 大伴旅人の邸宅で開かれた730年の「梅花の宴」で詠まれたということです。

大伴旅人(665年~731年、享年67才)

「梅花の宴」は、当時、一般には珍しかったという中国から渡ってきたばかりの梅の花をめでて開かれたとされています。筑前守だった山上憶良をはじめ大宰府や九州の高官たちが参加し、梅の花を題材に和歌を披露しあったといいます。

太宰府市によりますと、宴が開かれた邸宅の場所については諸説残されているということですが、そのうちの1つが太宰府天満宮から南西におよそ2キロほどの「坂本八幡宮」付近とされています。

 

坂本八幡宮

大宰府政庁跡の左奥直ぐの所にあります。

主祭神:応神天皇

創建:天文・弘治年間(1532~1558年)

 

↑坂本八幡宮

                    

 

 

 

 

境内にある新元号「令和」の記念碑

書:菅官房長官が掲げていた「令和」の揮毫者である内閣府 辞令専門職 茂住修身氏

令和元年十月吉日

 

境内にある大伴旅人の歌碑

 

「わが岡(をか)にさ男鹿(をしか)来鳴く初萩(はつはぎ)の花嬬(はなづま)問ひに来鳴くさ男鹿」

「花妻(はなづま)」とは萩(はぎ)の花のことで、 鹿がいつも萩に寄り添うことから萩の花を鹿の妻だと見立ててこのように呼びます。

この歌でも「わが家近くの岡に男鹿が来て鳴いているよ。初萩を花妻として言問いに来て鳴く男鹿よ」と、そんな花妻を求めて鳴く男鹿を詠った一首となっています。
大伴旅人は大宰府に赴任してきてすぐに妻を亡くしていますが、あるいは妻問いに鳴く男鹿に自身の姿を重ねて見たのかも知れませんね。(インターネットより)

旅人の邸宅はこの詩に出てくる岡が坂本八幡宮のある場所ではないかと思われています。

この宴の様子は、地元の太宰府展示館で、博多人形を使った模型により再現されています。太宰府市の楠田大蔵市長は「元号が太宰府市とゆかりのあるものとなり、身の引き締まる思いです」と話しました。

がらんさま

平安時代にはこの坂本の地に四王寺の座主坊としての善正寺が成立されていたとされています。坂本にあったこの寺は中世は天台宗の寺院で、本山の比叡山に習い九州の天台系寺院には境内に八幡宮を祭る形が多く見られます。

境内入口にある「がらんさま」と呼ばれる立石は天台寺院の故地によく見られ、寺の中心地や結界となる境に置かれることがあるようです。

 

太宰府展示館とは

 

梅花の宴 (太宰府展示館内のジオラマ)

中央の紫色が大伴旅人

 

 

右の赤色は山上憶良、女性でただ1人参加の遊行女婦(うかりめ)児島

 

「かぐわしい市民として」

元号「令和」の考案者とされる中西進氏から太宰府市へ届けられたメッセージ

大宰府展示館に展示

 

「万葉集の中でも画期的なもの」

長年、大宰府展示館に勤め、太宰府市の歴史と万葉集についての著書がある森弘子さんは、大伴旅人の邸宅があった付近とされる坂本八幡宮を訪れました。

森さんは、ここで、大伴旅人が開いたとされる「梅花の宴」について「当時、梅は中国から渡ってきた珍しいもので、その花を題材にして和歌を詠もうという宴で、万葉集の中でも画期的なものでした」と話しました。

そして、新元号の典拠となった万葉集の序文に続く歌がこの宴で詠まれたとされることについて「『令和』と聞き、最初はとても意外でしたが、大変感慨深く、光栄だと思いました。この序文は、とても美しく流れている文なので、これからの時代、本当に美しく、調和が取れた時代にすることができるのではないかと思います」と話していました。(参考インターネット)

(参考)958年大宰府大弐 小野好古大宰府天満宮で曲水の宴を始める。

新元号がなにになるかに大変興味がありましたけど典拠がまさか太宰府に関係あるとは驚きと同時に大変光栄に思います。

これを機会にますます太宰府の魅力の発見に精進したいと思います。ご期待ください!

https://dazaifumiryoku.com/wp-admin/post.php?post=121&action=edit

パンフレット 新元号「令和」ゆかりの地 太宰府

 

太宰府万葉歌碑めぐり

 

太宰府市役所前の山上憶良の歌碑

『万葉集』「梅花の宴」32首の一首 (巻五・八一八)

 

 

PS 1 昨日4.2友だちから以下の写真が送ってきました。

すごい!早速もう発売ですかと尋ねましたら。

「1日遅れのウソです。令和もなかのラベルは自作しました😜アハハ・・・」

とのことでした!!今までのエープリルフールで最高傑作。脱帽!!

 

PS2 のりたんの友だちと

 

PS3 あゆみの会のみなさんと

坂本八幡宮で地元ボランティアの方々が令和の額縁を作られ写真撮影のサービスをしておられました。

太宰府展示館

●会館時間:9:00~16:30

●休館日:月曜日(ただし祝日・振替休日の場合はその翌日)

 年末年始(12月28日~1月4日)

●入場料:無料

●住所 :太宰府市観世音寺4-6-1

駐車場(太宰府市)

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fukuda0917@yahoo.ne.jp

塾長より

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