松屋
右:茶房 維新の庵、左:土産店
壁に「松屋」の文字が見えます。
「旧薩摩藩定宿 松屋」書 京都 清水寺貫主
店内に西郷隆盛らの書があり喫茶や梅が枝餅が食べられる。
店内にはそうそうたる維新の志士たちの書
西郷隆盛書
僧月照書
京都 清水寺貫主 僧月照はここから薩摩へ西郷と避難して行ったが薩摩は勤王から幕府よりに変わっており逃げおおせないと悟り西郷と錦江湾に入水自殺を図り西郷は助かり後奄美に流されます。
他に大久保一蔵、平野国臣等の書もあります。
庭で抹茶セットをいただきました。
松屋の庭がキレイ!
西郷隆盛、僧月照等も眺めたであろう庭園
「月照と松屋」
「西郷と共に錦江湾入水し、一人亡くなった月照。じつは前の月の10月、この松屋にお泊りになり、主の孫兵衛は匿ったお礼に和歌をいただきました。その『月照の歌碑』が庭にございます」。
「言の葉の 花をあるじに旅ねする この松かげは 千代もわすれじ」月照
桜のころ
裏から見た3階建の建物で当時の宿の面影があります。
松屋店主 栗原孫兵衛(勤王の志士を支援)の墓所
浄土真宗 光蓮寺境内鐘楼横(松屋から徒歩1~2分)
住所:福岡県太宰府市宰府1丁目10-23
左端
栗原順平之墓(出獄後改名)・釈尼貞蓮墓(奥さん)
従五位 栗原順平之碑
明治44年従五位授位(一時は勤王の志士を匿った罪で入牢されるも後に授位)
五位以上が貴族の位階とされた。
明治以降、大正時代にかけて幕末の志士のうち功ある者や江戸時代以前にて無位無官ながら何らかの分野で業績ある者に贈位された。
以下の延寿王院のブログに長州藩定宿大野屋(現在のまめや)、土佐藩定宿泉屋(梅園)、幕府の定宿日田屋(石ころ館)をアップしています。
志士たちが泊り、書をしたため、眺めたであろう庭を見ると当時が偲ばれ思いもひとしおです。
歴史好きにはおすすめの店です!
住所:福岡県太宰府市宰府2-6-12
電話:092-922-6125
▶fukuda0917@yahoo.ne.jp
塾長より
いつも記事をお読みいただきありがとうございます。
もしよろしければ記事の一番下にある「コメントを残す」より
コメントを書いていただけますと、記事を書く励みになります。
これからも太宰府の魅力をお伝えしていきますので
応援よろしくお願いします。
天満宮にはよく行きますけど松屋はしりませんでした。歴史もあり一度に訪ねたいと思いました。
ラズベリーさんコメントありがとうございました。
表からはなかなか気づきませんけど中の書や庭園、宿の名残りなど見甲斐がありますよ。
はじめまして!!
地元の方しか知られてない天満宮の話とか見学とかあったら教えて下さい!!
太宰府もっと知りたいさんご質問ありがとうございます。
個別でも対応しておりますのでお一人でもお友だちとでも下の欄のお問い合わせからメ−ルください。お待ちしてまいます。
天満宮界隈には古くは平清盛の息子の「平重盛」のお墓とか太宰府市文化ふれあい館で今月26日から開催される太宰府の幕末~絵師「吉嗣拝山」「萱島秋圃」の展示もあります。小鳥居小路の太宰府館や西鉄太宰府駅構内のガイドブックも参考になります。
水城さん貴重な情報、参考にさせていただきます。ありがとうございました。
5月6月7月に都府楼に住む娘のお産の手伝いで同居たとき太宰府の魅力に目覚め 毎朝 政庁跡でのラジオ体操からはじまり 歴史巡りに3回の参加など 楽しませていただきました。また機会がありましたら 松屋や光明寺に秋の景色を見に行きたいです。ブログ拝見も楽しみにしています。
長井さんコメントお寄せいただきまたいつもブログご覧いただいていただきありがとうございます。
太宰府にはお手伝いでお見えだったようですね。
これからも太宰府の魅力を発信していけるようにがんばりますので応援よろしくお願いします。
初めまして!
この度は「松屋」を紹介して頂いて有難うございます。
私は店主の姪にあたる者ですが、
とても詳しく書いてくださって感激しました!
ご先祖様のお墓まで紹介していただいて、
嬉しいような恥ずかしいような、不思議な気持ちです。
京都に住んでいるので中々、太宰府には帰れませんが、
帰省した際には訪れてみたいと思います。
お店はコロナ禍で経営が苦しいと聞いていたので、
応援も兼ねて自分のTwitterでも
塾長様のブログを参照させていただきました。
事後報告になりましたが、
重ね重ね、お礼申し上げます。
Twitter URL https://twitter.com/yukko_425
YouCoさん京都からのコメントありがとうございます。薩摩藩の定宿松屋さんに入ると錚々たる維新の志士たちの書が掛けてあり、また庭から建物を振り返ると往時の宿の風情が残っていて歴史好きにはたまらないお店だと思います。
生まれて初めて太宰府天満宮を訪れました。参拝する前、参道沿いにある梅ノ枝餅屋さん…店主の「いちまいから買えますよ~」の声につられて焼きたてを購入、店内の椅子に腰掛けると「旧薩摩藩 定宿 松屋」の文字が…その奥には庭が見え「お庭に行かれる方はお声かけください」と。
「すみません、お庭見せてもらってもいいですか?写真も大丈夫ですか?」と了解を取りお庭へ~。
桜がちょうど綺麗でうっとりとしてしまいました。お庭や古い3階建ての家屋も手入れが行き届いていて
知らずに偶然入って、とても豊かな気持ちにさせて頂いて感動して、博多のホテルに戻り、松屋さんの検索をしていてこちらにたどり着きました!また行く機会がありましたら、是非とも訪れたいです。次回は秋が良いかな~と。
零0211さんコメントありがとうございます。入られた店は参道で一番のお勧めの梅ヶ枝餅店です。
ブログの後半に「延寿王院」のリンクを張っていますのでそれもご覧ください。
私に言わせると延寿王院が明治維新の震源地です。