こんにちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。

今回は「武蔵寺界隈の道真公にまつわる五ヶ所を巡る散策コース」の5回目最終回です。

●道真公の五言絶句の「烏点文字」の詩碑

さて烏点文字とは?

菅原道真公の五言絶句の烏点文字の詩碑

場所:筑紫野市天拝山麓(御自作天満宮)を下ったところにある。

 

道真公の五言絶句の詩碑

紫藤の滝の左側
 
 

自詠 菅公 五言絶句

「離家三四月 落涙百千行
 萬事皆如夢 時々仰彼蒼」  菅家後集 道真公之詩
 
「901年太宰府へ流された菅原道真公が2年後59才の生涯を閉じるまで38首が収められている『菅家後集』冒頭の一首」
 
意味
「故郷を離れて数か月が経った。余りに変わり果てた我が身を考えるとこれまでのことが全て夢のようだ。今は時々天を仰いで運命を祈るだけだ」
 
さてこの詩には何羽の烏(からす)が書かれているでしょうか?
 
 
「この詩二十文字の書体の中にが十八羽描かれています。何故でしょうか。それは菅公が烏になって早く京に帰りたい心の発露によるものと思考されています。後にこの書体を『烏点文字』というようになりました」筑紫野市観光協会
 
どれを「烏」と見るかによって数え方が変わる
 
●筑紫野市観光協会の見解は18羽
 
●太宰府天満宮の見解は11羽(下記の資料赤印)
 
●貝原益軒の資料では13羽
●別の資料では20羽という数え方も紹介されている。
(資料は太宰府天満宮から)
 
 
以上のように見る人により烏の数は異なる。
自分には何羽いると思えばそれが正解でいいと思います。
 
また道真公は五言絶句に興味を持ってもらうために烏点文字で書いたのではないかとも思われます。
 
正解は書いた道真公本人のみぞ知る!
 
 
●こちらは太宰府天満宮の「飛梅」の立て札。
鳥点(ちょうてん)の筆法
 
同じ書体を「鳥」と見て「鳥点の筆法」、「烏」と見て「烏点文字」と呼び方が変わるようですね。
 
●武蔵寺界隈の道真公にまつわる五ヶ所を巡る散策コース【武蔵のイヌマキ群】4回目
 
 
 
みなさん!「武蔵寺界隈の道真公にまつわる五ヶ所を巡る散策コース」いかがでしたか。
 
ここに五ヶ所も道真公ゆかりの地があるということはそれだけこの場所を道真公は何回も訪れていたということではないでしょうか。
 
自分の木像を彫るにも相当の日数を要したことでしょう。
 
やはり訪れる最大の目的は紫藤の滝で禊をして何回も何回も天拝山に登り、天に向かって無実を訴えるためだったのではないでしょうか。詩碑にもよくその心が表れています。
 
改めて道真公の無念が心にしみます。
 
武蔵寺や道真公の歴史、神聖な滝を眺めながら天然記念物のイヌマキ群とともに春の新緑や藤、アジサイ、シャクナゲ、夏の木漏れ日、秋の紅葉など四季を通して楽しめる森林浴スポットだと思います。
 
道真公に思いを馳せながら散策をお楽しみください。
 
また感想ありましたらコメントをお願いします。
 
 

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