こんにちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。

同じエリアに七つのそれぞれ異なる温泉が沸き上がるとは地球の不思議です。

別府温泉地獄めぐり

地獄の名称由来

ここ鉄輪・亀川の地獄地帯は千年以上も前より噴気、熱泥、熱湯などが噴出していたことで近寄ることもできない、忌み嫌われた土地であったことから「地獄」と称されるようになりました。

今でも鉄輪では温泉噴出口を「地獄」と呼んでいます。

①海地獄

国指定名勝

コバルトブルーの池

今から1200年前に鶴見岳の爆発によってできました。

摂氏98度

池の青色は温泉中の成分である硫酸鉄が溶解しているためです。

温泉熱を利用してアマゾン地方原産のオオオニバスや熱帯性睡蓮を栽培しています。

 

②鬼石坊主地獄

灰色の熱泥が沸騰する様が坊主頭に似ており、鬼石という地名に由来して鬼石坊主地獄と呼ばれています。

摂氏98度

 

 

③かまど地獄

地獄の噴気で御供飯を炊いた習わしがあったことから名付けられました。

摂氏90度

 

 

 

④鬼山という地名に由来する鬼山地獄

別名ワニ地獄

摂氏99.1度

大正12年に日本で初めて温泉熱を利用したワニの飼育を始め、約80頭のワニを飼育しています。

 

 

 

 

⑤白池地獄

国指定名勝

温泉熱を利用して各種の大型熱帯魚を飼育しています。

摂氏95度

噴出した無色透明の温泉が、池の底面に落ちる際に温度と圧力が低下することにより、自然と蒼白い色合いになることから「白池地獄」と命名されました。

 

⑥血の池地獄

国指定名勝

ここから産出する赤い酸化鉄の成分の粘土で、皮膚病に効く「血の池軟膏」が作られています。

摂氏78度

 

 

⑦龍巻地獄

国指定名勝

間欠泉は一定の間隔で熱湯と噴気を噴出します。

噴き出した熱水は、屋根で止められていますが約30mほど噴き出す力があります。

摂氏105度

 

 

国指定名勝とは

国が指定した文化財のひとつ。特に「名勝」は優れた景勝地のことを指し、温泉としては全国で初めて海地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄の四地獄が2009年7月23日告示されました。

 

別府タワー

国の登録有形文化財

2023年別府タワーの外観のライトアップ自体が「日本夜景遺産」に認定されました。

別府タワー夜の外観

 

1957年(昭和32)、日本で3番目に建てられた高さ100mのテレビ塔で、別府のシンボルタワーとして親しまれています。

地上55mの展望台からは、別府湾や鶴見岳、別府市街を360度一望に見渡すことができます。

設計は「塔博士」と呼ばれた内藤多仲早稲田大学名誉教授の設計で「タワー六兄弟」のひとつ。

旧名古屋テレビ塔、通天閣、別府タワー、さっぽろテレビ塔、東京タワー、博多ポートタワー。

 

地獄めぐりは60年ほど前に訪れて以来で、別府タワーは今回が初めてでした。

地獄めぐりは「国指定名勝」に指定されていて、別府タワーの夜景は「日本夜景遺産」に認定されているほどの名勝で相変わらず根強い人気があるようで多くの観光客が訪れていました。

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塾長より

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