こんにちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。

先日八女の念願の伝統工芸品の数々を見てきました。

後半に八女の茶畑の動画があります。ご覧ください。

八女の伝統工芸品の数々

江戸時代に商工業が栄えた八女には、数多くの伝統工芸が残っています。

その理由は

①八女には矢部川のきれいな水が豊富にあった

②仏壇や提灯に欠かせない杉や檜、竹やコウゾ・ミツマタなどの木が豊富にあった

③八女は北九州から鹿児島までを結ぶ3号線、そして長崎や大分を結ぶ442号、この2つの道が交わる交通の要衝であった。

 

以下に伝統工芸品の数々をご覧ください。

 

八女石灯篭

福岡県指定特産工芸品

素材となる阿蘇火山帯の凝灰岩が豊富にあり、江戸時代に製造が始まりました。

 

 

ひな人形

江戸時代、商業が盛んだった八女は倹約令の中、箱びなを中心にひな人形作りが盛んになりました。

 

 

 

からくり人形

 

 

五月人形

ひな人形作りと併せて五月人形作りも盛んになりました。

 

 

鯉のぼり

 

竹細工

八女は日本有数のタケノコの生産地で、その良質のマダケを使った竹細工が盛んになりました。

 

八女矢

福岡県指定特産工芸品

他に羽子板、破魔矢作りも盛んになりました。

 

八女手すき和紙

福岡県指定特産工芸品

矢部川の清流を利用し、コウゾやミツマタなどを原料にした手すき和紙。

最盛期には矢部川沿いに200戸を超える紙すき工房がありましたけど、今では7~8戸になっています。

引きが強く、腰が強いのが特徴で版画家・棟方志功も愛用していました。

 

 

 

八女提灯

国指定伝統的工芸品

全国一の生産量を誇ります。

八女は和紙の産地であり、原料の竹林に恵まれていたからだと考えられます。

 

 

八女福島仏壇

国指定伝統的工芸品

古くから、信仰心の厚い土地柄だった八女には、伝統あるお寺が数多く残り、文政4年(1821年)に八女福島で仏壇づくりが始まりました。

 

日本一の大型金仏壇

高さ:6.5m、重さ:2トン、材料費:3,500万円

 

 

八女和ごま

福岡県指定特産工芸品

 

すし桶・おひつ・風呂桶など、地元産の木材から生み出される伝統の手づくり。

 

八女福島の街並み

伝統的建造物群保存地区と旧往還道(豊後別路)

福島城時代の商家町として発展

 

八女中央大茶園の茶畑

一度は見たかった茶畑。整然と整えられた茶畑にしばしうっとりと眺めていました。

 

 

(写真提供一部あっちゃん)

 

八女になぜこれだけ多くの伝統工芸品が生まれたのか。

冒頭①②③で述べた他に江戸時代の初め、筑後国主となった初代田中吉政公は、筑後地方の産業や町造りに大きな功績を残し、八女では福島城の築城や町の発展に力を尽くし、八女の伝統工芸が盛ん になっていったようです。

また八女の人には、口数少なくコツコツと地道に努力をするような職人気質の人が多かったからではないかともいわれています。

最近は時代の流れに沿った新製品の開発を若い人を中心に盛んに行われています。

これで八女に伝統工芸が多い理由がやっとわかり、雨の中でしたけど大変有意義な旅行になりました。




塾長より

いつも記事をお読みいただきありがとうございます。
もしよろしければ記事の一番下にある「コメントを残す」より
コメントを書いていただけますと、記事を書く励みになります。
お名前はニックネームでも大丈夫です。

これからも太宰府の魅力をお伝えしていきますので
応援よろしくお願いします。