こんにちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。
先日九州国立博物館に会期末も迫った「三国志」を見に行きました。
三国志
開催期間:2019.10.1(火)~2020.1.5(日)
場所:九州国立博物館
開館:日火水木 9:30~17:00 入館は16時30分まで。
金土 9:30~20:00 入館は19時30分まで。
休館:月、月曜日が祝・振替休日場合は翌日
(全作品撮影可)
三国志の時代はAD184年の黄巾の乱からAD280年の西晋王朝による統一までの、わずか100年ほどを舞台にしています。この間、群雄割拠に始まり魏・呉・蜀の三国が覇を争う壮大なドラマが繰り広げられ今日まで漫画、人形劇、ゲームをはじめ幅広い分野でさらなる展開を続けています。
三国志勢力図
いまから約2000年前の中国、漢王朝は滅び、魏・呉・蜀の三国が天下をめぐってしのぎを削っていた。
魏の基盤を作った曹操は漢王朝で実権を握り、動乱の時代に覇をとなえた。
蜀の劉備は漢王朝の復興を掲げた。
呉の孫権は海洋ネットワークを駆使して勢力を伸ばした。
関羽像(蜀の劉備に仕える)
右 蜀の関羽・左 張飛(関羽殿、すまぬと謝った)像
玉装剣
剣は青銅製から鉄製に移行し青銅製宝剣の最後を飾る作品
貨客船
呉の海洋進出と対外交易を支えた。
儀仗俑
墓の埋葬品
BC206年に成立した漢王朝時代には豪華な墓を築くことは厚葬と呼ばれた。
一部の識者は厚葬を否定し墓を質素なものとする薄葬を主張した。
曹操(魏)の遺言と薄葬
220年魏の曹操は遺言を布告し、葬儀の簡略化つまり薄葬を命じた
曹操墓の出土品、海外初公開!
劉備(蜀)
諸葛亮(諸葛孔明)
劉備(蜀)に仕える
曹操(魏)
1月以降の展示会
「刀剣ことはじめ」
国宝・重要文化財にまなぶ刀剣入門
日時:2020.1.1(水・祝)~2.24(月・休)
場所:九州国立博物館
4階文化交流展示室
「フランス絵画の精華」
日時:2020.2.4(火)~3.29(日)
場所:九州国立博物館
3階特別展示室
日本では劉備を主人公にした物語が多く、劉備が亡くなってからは参謀の諸葛孔明が主役になったものや、劉備の義兄弟の関羽が主役的な役割を果たしているものも多く見受けられます。
三国志がビジネスマンに人気があるのは生死をかけた戦いの中で、知恵を絞って計略をはかり、敵を陥れて戦に勝ち、部下の心をつかみ、戦わせ、組織の拡大をめざすところにあると思われます。
塾長より
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塾長から紹介されましたように九州国立博物館で1月1日より開催する「刀剣ことはじめ」では、華やかな刃文で人気の一文字派が4件、豪壮な長船派が3件を一挙大公開されます。1階ロビーにある名品コーナーの展示ケースに友人の名刀?も展示したいと考えています。展示できたら塾長にお知らせします。
うっちゃんコメントありがとうございます。
開催を楽しみにしています。
よろしくお願いします。
武蔵の二天一流を思い出していましたら、はや三国志の登場で日中友好にも寄与する徒然日記。
やはりここは諸葛孔明でしょう。軍師として様々な陣形を生み出し、わが国の歴代の武将も活用したようです。「三方ヶ原の戦いで徳川家康(陣形は鶴翼)は、武田信玄(陣形は魚鱗)に打ち破られたが、家康は後の関ヶ原の戦いで西軍の鶴翼に魚鱗をもって戦っている」とあります。さすが大納言公様。
歴史を遡りますと、「続日本紀」(西暦750年ごろ)「朝廷は官職6人を大宰府に遣わし、大弐の吉備朝臣真備から、孔明の「八陳」(軍陣の八つの形式)・孫子の「九地」(9種類の土地の形による戦術)、および軍営の作り方を習わせた」とありますので、朝廷が八陣・九地・軍営術の指導に力を入れていることがわかります。
太宰府大弐の吉備真備は陰陽術をも習得していて、阿倍仲麻呂の霊に助けられた礼として、その子孫に陰陽術を伝え、陰陽師安倍晴明を生み出しています。
太宰府大弐の中で最も傑出した一人ではないでしょうか。(塾長は菅原道真公でしょうか)
現代では映画「レッドクリフ(赤壁の戦い)」で孔明を金城武が演じていました。監督はジョン・ウーですから最高傑作。
最後に孔明の格言「権力を目的とした交際は、長続きさせることが困難である」
志津掃部頭さんいやはやすごい卓見で一度では頭に入りませんので2〜3回読み直し大体わかりました。
数冊の専門書が一度に書いてあるようで、お陰様で当ブログの価値が格段にアップするようです。
今後とも閲覧方よろしくお願いします。