こんにちは!太宰府魅力発見塾塾長の福田です。

先日(6/7のNHK大河ドラマ「西郷どん」の史跡巡りしてきました!)の塾長徒然日記で薩摩から幕末、明治維新にかけて多くの偉人が輩出した理由に桜島の存在があると書きましたけどもう一つの理由に「郷中教育」があると思います。

 

郷中教育とは

郷中は「ごうちゅう」ではなく「ごじゅう」と読みます。

 

同じ地域毎に青少年を小稚児(こちご 6才〜9才)、長稚児(おさちご 10才〜14才)、二才(にせ 15才〜25才)、長老(おせんし 妻帯した先輩)に分け、それぞれのグループに頭が選ばれ頭が生活の一切を監督し責任を負う形をとり学問や武術を学び合います。

学問は新公いろは歌、四書五経、和漢軍書。

武術は示現流、弓術、馬術、砲術など。

 

問答形式の討論を行い武士としての実践的判断と行動力の養成を目的としていました。

この教育を通じてたくさんの偉人を輩出し諸外国からもその視察に訪れていたそうです。

 

物質的には豊かになってきた現代ですが、精神的な豊かさが損なわれたと言われています。

この薩摩の教育を現在にも活かせれば、現代の精神的な弱さを埋めることができるような気がします。

 

郷中教育の約束事とは(説明文より)

1.ウソを言うな
2.友を裏切るな
3.負けるな
4.弱いものをいじめるな。

これだけ守れれば世の中充分に通じそうですね。

 

みなさんのご意見はいかがですか。

鹿児島の方のご意見もお聞かせいただければと思います。

 

キャンディさんがコメントにこのように書いてくれました。

薩摩「郷中教育」今叫ばれている「生きる力をつける教育」の原点ですね。
自ずから自分で考えて行動する。みんなと協力して一つの事を成し遂げる。先輩から生きる為の知恵を学ぶ。素晴らしい教えです。教えと言うより、体得ですよね。
昨今は物の豊かさから、心の豊かが反比例しているようです。沢山のオモチャを買って、美味しい食べ物をいつも食べさせてるからうちの子は幸せだと勘違いしてる若い方々がいるようです。塾長の、「この薩摩の教育を現在にも活かせれば、現代の精神的な弱さを埋めることができるような気がします。」誠にそう思います!

「泣こかい 飛ぼかい 泣こよか ひっ飛べ」

鹿児島には、「泣こかい 飛ぼかい 泣こよか ひっ飛べ」という言葉が今も伝わっているそうです。

 

「泣くか、跳ぶか、迷うんだったら跳んでしまえ!」という意味なのですが、

この言葉に「郷中教育」の教えを感じます。

 

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塾長より

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